※本投稿はプロモーションを含みます。
新卒で入社した会社と未払い残業代請求バトルをした話です。
新卒で大手ブラック企業に入社
私は新卒でとあるJTCへ就職し、2年目の冬に転職をしました。
その会社はあまりにも有名なブラック企業で、
長時間労働・サービス残業・過労死・パワハラ・セクハラ・男尊女卑と
劣悪労働環境フルコースでした。
転職した一番の原因はセクハラだったのですが、ここでは割愛してサビ残代を請求した話をしようと思います。
残業代は45時間まで
私がいた部署は、45時間以上の残業はつけてはいけない文化でした。
事務所の壁に設置されたカードリーダーにカード通すという超アナログ式。
定時は8時-17時でしたが、
実際の感覚の定時は7時半-21時、
通常残業21-23時、残業が長い日は21-25時~28時でした。
なのに、毎日カードを切るのは17時。
そのカードを切る瞬間にめちゃくちゃストレスを感じていました。
超アナログ文化故に大量のサビ残
会社はスーパーアナログ文化でした。
文面のやりとりの基本はFAX。
グループウェアはなく、内線や直接会話してスケジュールを調整する。
事務所のプリンターは日本一の印刷量を誇っていました(メーカー談)。
さらに、びっくりするほど必要性を感じない仕事だらけでした。
そんな超生産性が低い&無駄な仕事でサビ残をしているという事実に納得ができず、絶対に残業代を全部請求してやると心に決めていました。
ブラック企業だということは最初から分かっていたので、配属時から残業時間をすべてアプリに記録していました。
退職後、法律事務所へ
2年目の冬に退社し、某大手法律事務所に行きました。
持って行ったものは、
・自分で記録したタイムカード(1年3ヶ月分)
・給与明細
・就業規則
・深夜まで働いていた証拠の写真(たくさん)
弁護士補佐の方が計算をしてくれ、未払い残業代は遅延損害金込みで約130万円。
これを請求することになりました。
半年間の戦い
敵はすぐに弁護士をあてて対応してきました。
ここからバトル開始。
・タイムカードに不備
・出張時の移動時間を含めている
等々いろいろと理由をつけて減額を要求されました。
こちらも負けずと証拠とともに事実を伝え、社内の証人も立てました。
結果、勝ち取ったのは約70万円。
成功報酬20万円と税金を引かれて、最終的に手に入れたのは40万円くらいでした。
1/3しか回収できませんでしたが、黙っていれば0円だったのでまあ満足です。
というより私にとっては金額云々より、未払い残業代を請求する・認めさせる・支払わせるということに意味がありました。
法律事務所に持ち込んでから和解まで、約半年間の戦いでした。
後日談
会社に残っている仲の良い同期に話を聞いたところ、
人事部長に呼び出され、
「あいつは宗教か何かで洗脳されているのか?あなたはなにかされていないか?」
と聞かれたそう。
洗脳されてるのはお前(人事部長)だよ!!!!!
と声を大にして言いました(本当に)。
他にも、部署の人間が一人ずつ人事と面談になったそうで、
色々な人から「お前やったな~」と連絡が来ました。
しかし。
その2年後くらいになんと、残業代がすべて支払われるようになったそうです。
これは私の功績なんじゃないかと勝手に思っています。
ちなみに、転職してきた今の会社では前職より長時間サビ残をしていると思いますが、
記録したこともなければ請求しようなんて考えたこともありません。
なぜなら仕事がとても楽しいし、価値があることをしていると思っていたから。
結局、そういうことなんですよね。
未払い残業代請求したい方、相談にのりますよ(のるだけよ)。
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